法人を対象に行った税務調査で2024年度の追徴税額が過去最高の3407億円だったことがわかりました。
国税庁が発表した2024年度、法人が申告漏れに対して支払った追徴税額(法人税・消費税)が2023年度より210億円増え3407億円で、2010年の統計開始以来、過去最高を更新しました。
不正の発見割合が高かったのは業種別で「バー・クラブ」が62.3%、レストランなどの「その他飲食」が45.2%と続いています。
国税庁は2022年からAIによる調査を活用していて、嘘の出勤表を作成し架空の経費を計上していたケースなどを把握できたとしています。
担当者は「AI・データ分析により的確かつ効率的に調査事案の選定ができている」と話しています。