ポリフェノールの種類は非常に多く、アントシアニンもその一種ですが、ほかにも大根、わさび、からし菜、クレソンなどの辛み成分である「イソチオシアネート」、ブロッコリーやブロッコリースプラウト、わさび、大根などに含まれるピリッとした辛味成分「スルフォラファン」、大豆のほのかな苦みや甘みとなる「イソフラボン」、ゴーヤー特有の苦みを生み出すモモルデシンという成分を構成し、ごぼうや大豆にも含まれる「サポニン」、柿、ぶどう、お茶、ワインなどの渋み・苦みとなる「タンニン」、コーヒー特有の苦みを生み出し、じゃがいも、さつまいも、なす、りんごなどにも含まれる「クロロゲン酸」、みかんの袋や白い筋に含まれる「ヘスペリジン」などがあげられます。

間食やおやつで目標量を目指そう

こうして列挙してみると、野菜・果物が持つ抗酸化作用の素晴らしさには、自然の偉大なパワーを感じます。

クレソンの辛み成分にもすぐれた抗酸化作用が
クレソンの辛み成分にもすぐれた抗酸化作用が

厚生労働省が掲げる、健康を維持するために必要な野菜摂取量の目標は1日350g。そのうち緑黄色野菜は1日120g以上。そして果物の摂取量の目標は1日200gとなっています。

ちなみに私は野菜ソムリエらしく、きゅうりやにんじんのスティックにみそを付けて間食にかじったり、お菓子の代わりにフルーツを食べて、日々の目標摂取量のクリアを目指しています。

では、最後に、いつものメニューにチョイ足しするだけで、野菜の抗酸化力をたっぷりいただける、最強レシピをご紹介します。