アメリカのトランプ政権は中国に対する合成麻薬「フェンタニル」を理由にした関税を10%に引き下げました。
中国側も報復関税を停止しました。
中国に対する合成麻薬「フェンタニル」を理由にした関税の引き下げは先月の米中首脳会談の合意に基づく措置で、日本時間の10日午後2時1分に10%となりました。
これによりトランプ政権が中国に課す追加関税は10%の相互関税と「フェンタニル」を理由とする10%のあわせて20%となります。
また、10月の合意に伴い中国政府もアメリカの農産物などに対する最大15%の報復関税を停止するとともにレアアースの輸出規制を1年間停止しアメリカ産大豆の輸入を再開します。
米中両政府は相互関税の上乗せ分として停止している24%の関税は2026年11月10日まで停止することで合意していて、両国による貿易摩擦伴う緊張は一時的に緩和されることになります。