自衛官の中途退職を防ぐため、政府は、基本給にあたる俸給を全ての年代で引き上げる方向で検討しています。
政府は、今の国会に自衛官などの給与に関する法律の改正案の提出を検討しています。
政府関係者によりますと、民間との格差を解消するため、改正案では、全ての年代の自衛官の俸給を引き上げることとし、成立すれば、2025年の4月1日にさかのぼって支給されます。
これまで若い年齢層を重点的に引き上げてきましたが幅広い世代の処遇改善を図り、中途退職を減らしたい考えです。
初任給は、高校を卒業した「2士」で前の年度から1万4900円増やした23万9500円、「自衛官候補生」で1万1500円増やした19万500円とする方向で、いずれも過去最高額となります。