老化と戦える最後の分かれ道

冬になると毎日スキー場へ向かいます。ウオーキングの代わりです。滑るのは1時間。ゴンドラに乗って山頂に行き、3kmの距離を2本から3本、ノンストップで滑り降ります。ジムにも通いだし、75kgのバーベルを担いでスクワットができるようになりました。

年をとると毎年1%ずつ筋肉が減ると言われていますが、僕はわずかですが、筋肉が増えています。胸板が厚くなり、姿勢がよくなってきました。

70歳までが老化と戦える最後のチャンス(画像:イメージ)
70歳までが老化と戦える最後のチャンス(画像:イメージ)

つまり、60歳から70歳ぐらいが老化と戦える最後のチャンス、その別れ道をどう迎えるかは、60歳からの生き方で決まる。

それが80歳の壁を上手に超えるポイントになると信じています。うまいように死ぬためには、まずうまいように生きようと、毎日、ほんの少しだけ注意をするようにした。

喜劇役者の大村崑(こん)さんと一緒に本を書きました。彼は86歳で筋肉の大事さに気がつき、毎日スクワットを始めた。元気になり、仕事も増えました。手遅れはないのです。