お皿にどっさりと盛られた唐揚げや卵をたっぷり使ったボリューム満点のオムライス。
さらに、高くそびえ立つ、山盛りのポテトサラダも迫力満点です。
「イット!」の取材班が訪れたのは、東京・板橋区にある人気居酒屋「花門」。
この店で提供される“デカ盛りメニュー”は、全て税込み400円という破格値です。
大盛キムチチャーハンも400円、また、揚げたての唐揚げはサラダもついて400円です。
来店客は「すごいな、ちょっと言葉が出ない。めっちゃうまいですよ、400円ですよ。すごく量が多い店と聞いていたが想像以上」「自分で作る材料費と手間暇を考えたら、絶対400円じゃ収まらないし」「このお店自体、意味がわからない。いい意味でね」と話します。
そうした声の一方で、店長は今、鶏肉の“仕入れ価格高騰”に頭を悩ませています。
居酒屋 花門・マンスール店長:
特に一番困っているのが唐揚げ。鶏肉がすごく高くなっているんですよ。
農林水産省によりますと、5月11日から13日までに全国のスーパーなどで販売された鶏もも肉の平均価格は100グラムあたり154円。
調査を始めた2003年以降の最高値となりました。
この店で使用するブラジル産の鶏肉の仕入れ価格も、以前と比べ3倍ほどに上昇しているといいます。
居酒屋 花門・マンスール店長:
ブラジル産の鶏肉もも2kgを600円台で買ったことがある。一番安いときは540円。今は1800円で税別になるから、税込みで1800円超えますから。
店長はメニューの価格を維持するため、唐揚げのサイズを小さくしたことを明かしました。
居酒屋 花門・マンスール店長:
これが昔の1個のサイズだった。今これが3つになっている。
仕入れ価格が高騰している品は鶏肉だけではありません。
5月11日から13日までに全国のスーパーなどで販売された卵1パックの平均小売価格は309円と高値が続いています。
居酒屋 花門・マンスール店長:
いろんな料理に卵使っています、卵の値上げは厳しいです。
この店では、10個以上の卵を使った特大のオムライスや、注文するにあたって卵の数を1個から9個まで自由に選べるベーコンエッグが人気ですが、現在はさすがに…。
居酒屋 花門・マンスール店長:
やっぱりお客さんも卵が値上げしていること知ってるんで、あんまり9個頼む人は少ない。卵高いのわかっているから気を使ってくれるのはありがたいです。
この物価高の中、店の存続を望む常連客からは、「とにかく値上げしてほしい。店がなくなっちゃうから、つぶれちゃうから」「たぶん常連さんはみんな心配してます」など、メニューの値上げを求める声も上がっています。
それでも店長は400円均一を可能な限り維持する覚悟です。
居酒屋 花門・マンスール店長:
みんなその値段で楽しみにしてくるお客さんも多いので、若者も多いので、できる限り頑張りたいです。