栃木・上三川町で14日に発生した強盗殺人事件で、逮捕された指示役の妻が偽名でホテルに潜伏していたことが分かった。一方、夫の中学生時代の同級生を取材し、その人物像が少しずつ見えてきた。また、同じく逮捕された高校生4人が、住宅に押し入る3人と見張り1人に役割分担していたとみられることも分かった。
神奈川県内のホテルで
“指示役”の妻が逮捕時に生後7カ月の娘と潜伏していたホテルが明らかになった。

リポート:
竹前美結容疑者は、こちらのホテルで身柄を確保されたということですが、自分の名前を偽ってホテルを利用していました。

事件から3日後、生後7カ月の娘とともに、神奈川県内のホテルで身柄を確保された竹前美結容疑者(25)。潜伏中、偽名を使っていたことも新たに分かった。
海斗容疑者の同級生「けっこうモテると思う」
一方、夫の竹前海斗容疑者(28)は…。

海斗容疑者の同級生:
とにかくやんちゃでしたね、先生とかに反抗するのもあるし。
サッカー部だったんですけど、けっこうモテると思います。格好いいんで、顔も。

友達と肩を組み、笑顔でピースサイン…。
同級生が“やんちゃだった”と話す、中学生時代の竹前海斗容疑者だ。

栃木・上三川町の住宅で、住人の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件の“指示役”とみられる、海斗容疑者と妻の美結容疑者(25)。

中学生時代の海斗容疑者は、教師に反抗的な態度を見せる一方、部活には真面目に取り組んでいたという。

海斗容疑者の同級生:
(Q.授業では?)「座れ」とか注意されても無視して歩き回ってるような感じ。
(サッカーの)部活は、すごい真面目にやってた印象ですね。もう運動神経が良かったので。

明るく、クラスの中心的な存在だったという。

海斗容疑者の同級生:
海斗の周りに、やっぱ女の子が集まってたりしたかなって。顔が整っていてコミュニケーションも取れてたと思うんで。
「いつかこういうことになるかもな」
ところが、高校を入学直後に中退し、交流が途絶えたという。

海斗容疑者の同級生:
高校はもう本当、2カ月くらいですぐ辞めてたんで、気づいたらいなくなってて。
正直ニュース見たときはショックだったんですけど、やっぱ学生時代とかの生活ぶりとかみてて「なんかいつかこういうことになるかもな」という風にも思ってはいたので。
悲しいですね、友達としては。
押し入る3人、見張り1人
21日午前、警察は横浜市にある竹前容疑者夫婦の自宅を家宅捜索した。

犯行当日、夫婦は現場へと向かう高速道路のサービスエリアで“実行役”の16歳の高校生4人と集合。犯行の手順や役割の確認などをしていたとみられる。

その後の捜査関係者への取材で、高校生4人は住宅に押し入る3人と見張りをする1人に分かれ、役割を分担していたとみられることが分かった。
さらに夫婦は犯行当時、アプリの通信機能を使い、別の場所からリアルタイムで指示を出していたとみられている。

21日の家宅捜索は、およそ3時間に及び、午後1時過ぎ、竹前容疑者の自宅から捜査員が出てきて、夫婦の自宅からは、段ボール数箱分が押収された。
夫婦ともに無職、金銭面でトラブルか
事件当日、妻の美結容疑者は“自撮り”でポーズを撮る動画を、自らのSNSに投稿していたとみられる。

美結容疑者の同級生:
ずっと赤ちゃんの成長動画を撮ったりとか、写真をずっと載せていて、「ああ・・・いいお母さんなんだな」というのはずっと思ってて。どうしちゃったんだろうな、っていうのだけですね、本当に。

関係者によると、通っていたダンススクールの月謝を、4カ月分滞納していたとみられている。
逮捕された際、夫婦はともに無職。金銭面で何らかのトラブルを抱えていた可能性もある。

逮捕後の取り調べで、事件への関与について「自分たちは関係ない」と容疑を否認。しかし、事件の中での“夫婦の役割”が次第に明らかになってきた。

事件をめぐっては、これまでに“指示役”の容疑者夫婦に加え、“実行役”の16歳の高校生4人の合わせて6人が、強盗殺人の疑いで逮捕されている。
海斗容疑者と、2番目に逮捕された相模原市の高校生Bとは面識があり、海斗容疑者が高校生Bに、仲間を集めさせたとみられることが分かった。
逮捕された高校生の一部の供述:
竹前容疑者夫婦から指示を受け「やらなければ家族や友達を殺す」と脅された。

警察は、竹前容疑者夫婦らに指示していたとみられるグループの実態解明を進める方針だ。
(「イット!」5月21日放送より)
