3月26日からボストンで開幕する世界フィギュアスケート選手権。
3年ぶりの世界選手権に挑むのが樋口新葉(24)だ。
2022年の北京五輪では五輪史上5人目のトリプルアクセルを成功させ、シングル4位・団体銀メダルと活躍。その後、2022-23年シーズンの休養を経て昨季、競技へ復帰した。
「スケートを楽しむ」がテーマだった昨季から、「結果を残したい」と臨んだ今季はGPスケートアメリカで初優勝する。全日本選手権で3年ぶりの表彰台入りを果たした樋口が、世界との戦いに帰ってきた。

今季の樋口は大技トリプルアクセルを封印し、プログラムの完成度を磨き上げている。
2018年の世界選手権では2位と表彰台に立った樋口。4度目の世界選手権へと調整を行う彼女の思いに迫る。
自信につながった全日本表彰台
年末の全日本選手権で3位表彰台にのぼった樋口は、一夜明けてこのように振り返る。