中学校の女子更衣室にボールペン型のカメラを設置し、女子生徒の着替えを撮影しようとした疑いで、この学校に勤務する講師の男が逮捕された。
建造物侵入、性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕されたのは、兵庫県丹波市の市立中学校で社会科の臨時講師を務める24歳の男だ。
男は、15日午後3時半ごろ、自身が勤務する中学校の体育館にある女子更衣室に忍び込み、ボールペン型のカメラを設置して、女子生徒の着替えを撮影しようとした疑いが持たれている。
■女子生徒が『盗撮用ボールペン型カメラ』を発見

警察によると、部活動の着替えをしようと更衣室に入った女子生徒が更衣室の奥に置かれたロッカーと壁の間、20センチほどの隙間に、ボールペンが落ちているのを不審に思い、拾い上げたところ、カメラがついていたため、教師に相談したことで事態が発覚した。
午後5時すぎ、教師から報告を受けた校長が「ペン型の盗撮用カメラが設置されていた。女子生徒が盗撮されていたかもしれない」と警察に通報。
■「誰がやったのか」 ボールペン型カメラを取り囲んだ教職員 「ウソを突き通せない」名乗り出た臨時講師
警察が到着するまでの間、教職員が集められボールペン型カメラを囲むような形で「誰がやったのか」と話し合っていたところ、男が「ウソを突き通せない。僕がやりました」と名乗り出たということだ。
警察の調べに対し、男は「女子生徒の着替えている姿や、裸を見たいという欲求が抑えきれず、女子更衣室に入り、盗撮用のボールペン型カメラを設置したことに間違いありません」と容疑認めている。
■ネットで『盗撮用ボールペン型カメラ』購入 「トリセツ」も所持
また、男は、盗撮用ボールペン型カメラをWEBサイトで購入していて、「最近買った」と話している。
男の持ち物の中からは、この盗撮用ボールペン型カメラの「取り扱い説明書」も見つかっているということだ。
ボールペン型カメラにはマイクロSDが挿入されていて、警察は今後、このマイクロSDに収録されたデータを精査し、余罪がないか捜査する方針だ。
(関西テレビ 2024年10月16日)