熊本市の調味料メーカーが製造販売する『透明なしょうゆ』を使った料理の試食会があった。この『透明醤油』は輸出もされていて、年々売上本数を伸ばすなど、新しい調味料として広がりをみせている。
フンドーダイ独自技術の『透明醤油』
1869年からしょうゆやみその製造販売を手掛ける熊本市のフンドーダイが、自社の製品『透明醤油』の使い方を提案したいと試食会を開いた。一般的なしょうゆは黒色だが、これは独自の技術により透明化を実現させた。
この記事の画像(4枚)試食会で出された、トマトのカプレーゼの透明な部分は、ピューレ状にしたトマトを長時間かけて濾したものを固めたもの。ドレッシングに『透明醤油』が使われていて、素材の色を損なわないのが特長だ。
香りも、飲み込んだ時の旨味もトマトそのものの味で、しょうゆがかかっているから旨味もあり、おいしさも際立っている。この『透明醤油』を使った料理の作り方はホームページで公開されている。
25カ国へ輸出され西洋料理にも
『透明醤油』は25か国へと輸出されていて、2023年度の海外での売上本数は前年度の約2倍にまで伸びているということで、和食だけでなく西洋料理にも使われるなど、調味料として広がりを見せている。
フンドーダイの山村脩社長は「少子高齢化でこれから日本以外での地域で売り上げを伸ばしていくことはマストな話。今後も取り組みを広げていきたい」と、更なる販路拡大に意欲を示した。
(テレビ熊本)