四大陸フィギュアスケート選手権2024(4日、中国・上海)は大会最終日、アイスダンス フリーダンスが行われ、5回目の出場となるベテランの小松原美里(31)&小松原尊(32)組が111.41点をマーク。リズムダンスの71.29点と合わせ、合計182.70点で日本勢トップの8位につけ、世界フィギュア出場権を獲得した。

アイスダンスは、この四大陸選手権に出場する日本勢3組のうち、成績最上位のペアが3月の世界選手権の代表に決まることになっていた。

全日本では5度目の優勝を果たしたチームココ。2日に行われたリズムダンスでは、盛り上がり必至のゴーストバスターズを息ピッタリの滑りで披露。国際大会のパーソナルベスト更新となる71.29をマークし、日本勢最高の6位スタートだった。

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フリーダンスを終え、小松原美里(31)は「グループの中での4番滑走ということもあって、緊張が高まったが、乗り越えられたと思う。最初と最後、少し大事に(慎重に)滑ってしまって、やるべき課題が見えた。この大会を笑顔でスタートして笑顔で終えることができた」、小松原尊(32)は「4番滑走のフリーダンスは久しぶりだった。靴を履いた瞬間に(締め付け方が)タイトすぎたと気づいたが、時間がなかった。でも最後までやりきれたと思う」とコメント。

さらに、世界選手権への意気込みについては「自分たちにとって久しぶりの世界選手権。日本の中ではベテランと呼ばれていても世界の中では中堅より下ぐらいなので、今回得た課題を一つ一つクリアして、地元のモントリオールでまた笑顔で滑りたい」(美里)、「2020年の世界選手権もモントリオール開催だったが出られなかった。今回はリベンジしたい気持ちがあるので、練習している場所で一番いい演技をしたい。今季はすごく良いカップルがいっぱいいるので、リズムダンスは勝負になると思う。頑張りたい」(尊)と話した。

「うたまさ」吉田唄菜・森田真沙也組
「うたまさ」吉田唄菜・森田真沙也組
「あずしん」田中梓沙・西山真瑚組
「あずしん」田中梓沙・西山真瑚組

また、初出場の2組、吉田唄菜・森田真沙也組は10位、田中梓沙・西山真瑚組は11位。

1位)P.ギレス&P.ホワリエ(カナダ)214.36点
2位)L.フルニエ・ボードリー&N.ソーレンセン(カナダ)207.54点
3位)C.カレイラ&A.ポノマレンコ(米国)194.14点
4位)E.ジンガス&V.コレスニク(米国)193.07点
5位)M.ローリオ&R.ルギャック(カナダ)190.83点

8位)小松原美里&小松原尊(日本)182.70点
10位)吉田唄菜&森田真沙也(日本)166.13点
11位)田中梓沙&西山真瑚(日本)157.63点

四大陸フィギュアスケート選手権2024 
アイスダンス&エキシビション&大会ダイジェスト
2月4日(日)深夜1時25分

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班