シーズンに突入した蔵王温泉スキー場。おすすめのサウナとゲレンデ飯を紹介する。

究極のゲレンデプライベートサウナ

山形県の内外、そして世界中からスキーヤーが集まる蔵王温泉スキー場。新型コロナが5類に移行し、客足も戻って来た。

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蔵王からのぞむ平野部や朝日連峰の広大なパノラマを眺めながらの滑走は爽快だ。14あるゲレンデのうち、「上の台ゲレンデ」は、広くゆるやかな斜面が特徴で、初級者やファミリーなど幅広い世代におすすめ。

滑っていくと、ゲレンデの中腹に現れた2つの小屋。その正体はサウナだ。

蔵王温泉JURINマネージャー・遠藤拓也さん:
去年の冬からオープン、最初は1棟だったが話題になったのでもう1棟作りました。当ホテルの社長がサウナ好きなので、皆さんに楽しんでもらおうという思いで作りました

趣味のようだが社長は本気。コロナ禍で客足が遠のく中で、スキーだけではない「新たな目玉を」と、ホテルJURINが始めたのが「究極のゲレンデプライベートサウナ」だ。

渡辺百音アナウンサーが体験
渡辺百音アナウンサーが体験

さくらんぼテレビ・渡辺百音アナウンサー:
わたしも体験したいと思います。あったかーい。中はプライベートサウナにしては広いですね、6人入る。ゲレンデで冷えた身体が一気にあたたまりますね

熱したサウナストーンに水をかけ、水蒸気で体感温度を上げるロウリュ。水の代わりに使うのは、もちろんゲレンデの雪だ。

大自然の澄んだ空気の中「外気浴」を

しっかりと汗をかいたあとは、外の空気に当たりながら身体を冷ます「外気浴」に。

このサウナの温度は100度まで上げることができ、氷点下の気温が続くこれからの時期は、その気温差を生かした雪中外気浴が楽しめる。

蔵王温泉JURINマネージャー・遠藤拓也さん:
ここにしかないゲレンデのサウナなので、スキーされる方はもちろん、サウナ好きの方は“ホテル樹林”の滞在をしていただきながら、プライベートゲレンデサウナを楽しんでいただければと思う

身体に染み込む冷たい空気とゲレンデの大自然の澄んだ空気。ここでしか味わえないサウナ体験ができる。

ゲレンデで楽しむジンギスカン

そしてウインタースポーツに欠かせないのが「ゲレンデ飯」。ゲレンデでジンギスカンを食べられる「ジンギスカンロッジ」がおすすめだ。

実は蔵王もジンギスカン発祥の地をうたう地域のひとつ。蔵王温泉観光協会によると、昭和初期、蔵王地区では羊毛を生産するための羊が多く飼育されていた。

しかし、化学繊維の普及と、戦後の食糧難によって食用に転換する畜産農家が増え、蔵王では広く「ジンギスカン」が食べられるようになったと言われている。

そして、この店でほとんどの客が注文するというのが「上製ジンギスカンロース」。

ジンギスカンロッジ・夘野雅章さん:
1番柔らかく脂身があり、羊のおいしさを1番感じられる部分

県内の自社牧場から直送されるため、とにかく新鮮。中でもこのロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙。しっとりと焼いて、16種類の香辛料をブレンドした自家製のタレでいただく。

さくらんぼテレビ・渡辺百音アナウンサー:
赤身のうま味がじゅわっと広がります、このたれにも合いますね

ジンギスカンロッジ・夘野雅章さん:
ウインタースポーツのあとの疲労回復に来てほしい。羊肉にはLカルニチンが含まれているのでダイエットにも向いている、運動には最適な食べ物。皆さんにおいしいジンギスカンを食べていただいて、山形・蔵王を楽しんでもらえればと思う

(さくらんぼテレビ)

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さくらんぼテレビ
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