宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が2023年9月に急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が7日夕方東京都内で会見し、女性の遺族のコメントが読み上げられた。全文は以下の通り。
遺族の訴え
娘と会えなくなってから2カ月がたちました。
今でも娘からのLINEを、電話を、そして帰ってくる足音を待ち続けています。
その間に、さまざまなことがありましたが、劇団がパワハラを一向に認めない姿勢に憤りを感じております。
劇団が調査依頼した弁護士による調査報告書の内容は到底納得できません。
宙組の生徒さんが勇気を出して証言してくださった事、私たち家族が訴えた事が全く反映しておらず、パワハラを行った上級生を擁護する歪曲された内容になっています。
しかしながら調査報告書が認定している事実だけでも、当該上級生の言動がパワハラに当たります。
何日も何時間も感情にまかせて叱責され、「すみませんでした」と言うことしか許されず、泣きながら謝り続けている娘の姿を想像すると、憤まんやるかたない思いです。
娘はもう何を言うことはできません。それを良いことに、自分たちの都合の良いように真実をすり替え、娘の尊厳をこれ以上傷つけるのはやめてください。
私たち家族は、劇団と、パワハラを行った上級生が真実を認め、謝罪することを求めます。