ジャニーズ事務所は10月17日午前0時、社名を「ジャニーズ事務所」から「SMILE-UP.」に変更した。

社名をめぐっては、9月に行われた故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐる最初の会見で、東山紀之社長が「ジャニーズというのは創業者の名前でもありますが、何よりもこれまでタレントさんが培ってきたエネルギーだとかプライドだとかの表現のひとつとしてとらえても良いのではないかと思っています」と述べ、社名は変更せず、「ジャニーズ事務所」を名乗り続ける姿勢を見せた。

しかし、その後批判の声が高まると立場を変え、10月の2度目の会見で、10月17日付けで「SMILE-UP.」に社名を変更すると発表。東京・港区の本社ビルに掲示された社名の看板はすでに取り外されている。

新たな社名は、これまで社会貢献や支援活動を行ってきた『Johnny’s Smile Up ! Project』からとられたもの。プロジェクトが立ち上がった2018年当時の説明によると、「Smile Up !」という言葉には、「エンターテイメントに触れていただく時間も、困難な状況が訪れた時も、どんな時でも“一人でも多くの皆様が笑顔になれる”時間が提供できる企業でありたい」との思いが込められているという。

プライムオンライン編集部
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