トランスジェンダーボクサー・真道(しんどう)ゴー選手が、現役男子プロと試合をすることを13日に発表した。そこには家族の応援があった。

子供の言葉をきっかけに再びリングへ

真道ゴー選手:
プロと全く同じルールの下、1ラウンド少ないですけど、3ラウンドという形で、できるのであればやらせてくださいと決断した。(試合までの)あと2カ月間がんばってまいりたいと思います

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真道選手は女子のWBC世界フライ級チャンピオンになった後、2017年に引退し、性別適合手術を受けた。

「男子として再びプロのリングに上がりたい」という一心でトレーニングに励んできた真道選手だが、2023年7月、日本ボクシングコミッションは安全面での配慮などからプロテストの受験を認めなかった。 一方で男子選手との準公式戦(公開スパーリング)を認め、将来への検討材料にすると発表。真道選手はこの提案を受ける決断をした。

愛する妻・亜由佳さんと4人の子供の存在が原動力になっている。

真道ゴー選手:
「リングに上がっているパパを見たことない」と言われたのが一番のきっかけでもあるので。(リングに)上がって戦っている、挑戦する姿を子供に見せたいな

試合は12月10日に行われる予定だ。

(関西テレビ)

関西テレビ
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