男性デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザー・コーンさん(67)が、自身のSNSで乳がんであることを公表した。

左胸にしこりができたため医療機関で検査を受けたところ、乳がんと診断されたという。

ブラザー・コーンさんが戦う「男性乳がん」。

ブラザー・コーンさんもSNSで「男性では本当に珍しい」と書いているが、確かに乳がんといえば女性のイメージが強い。

国立がん研究センターの希少がんセンターのホームページによると、確かに男性乳がんは「希少がん」に分類されている。ホームページによると、男性乳がんは、乳がん全体の約1%を占めると言われていて、アメリカのデータによるとおよそ1000人に1人の男性が乳がんに罹るとされているという。

発症年齢に特徴はなく、あらゆる年齢の男性に発生しするが、発症者が多いのは60~70代だという。自覚症状としては「乳輪の後部にしこり(腫瘤)(痛みを伴わないことが多い)の出現、乳頭からの出血、皮膚潰瘍、触知可能な腋のしこり(腋窩リンパ節腫脹)」などがあるとういう。

治療法は、基本的には女性の乳がんと同じで、外科治療や薬物治療、放射線治療などを組み合わせて治療を行うとしている。

ブラザー・コーンさんはSNSの冒頭でこう書き記している。

「まぁ、なっちゃったもんは仕方ない。人生第5の試練がやってきた。これからの人生が益々面白くなる前触れ。違う毒を楽しもう」

ブラザー・コーンさんの乳がんはステージ2だという。「早期発見出来たため、なんとか命には別状ないと主治医から告げられております」としていている。しばらく活動を休止し、治療に専念するということだ。

プライムオンライン編集部
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