熊本地震で被災した南阿蘇鉄道が7月15日に全線で運転を再開する。再開と同時に導入されるJR豊肥線への乗り入れを前に、7月6日に訓練運転が公開された。

熊本地震で被災 7月15日に全線再開

7月15日の全線での運転再開に合わせて、JR豊肥線・立野駅~肥後大津駅への区間で直通の乗り入れが始まる南阿蘇鉄道。

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南阿蘇鉄道の運転士10人が、2023年4月から、制限速度の違いや地形の特性などを習得するため、訓練運転を続けてきた。

今年4月から続けてきた訓練運転 3日からは仕上げの訓練が行われた
今年4月から続けてきた訓練運転 3日からは仕上げの訓練が行われた

間近に迫った直通運転を前に、7月3日からは高森駅を出発する1日2往復の実際のダイヤで仕上げの訓練が行われている。

JR豊肥線に直通乗り入れ 訓練を公開

7日は声出し・指差し訓練の様子が公開
7日は声出し・指差し訓練の様子が公開

7月6日に公開された訓練では、運転士がカーブや標識、制限速度などを声に出して確認しながら、立野駅から肥後大津駅へと乗り入れた。

南阿蘇鉄道・中川竜一鉄道部長:
カーブや勾配などを確認する「習熟運転」の最終段階に入っている。事故がないように万全の態勢で臨みたい

(テレビ熊本)

テレビ熊本
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