兄は代表キャプテン・石川祐希

2000年生まれのバレーボール女子日本代表・石川真佑(23)。

中央左:石川祐希 右:石川真佑
中央左:石川祐希 右:石川真佑
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バレーボール男子日本代表キャプテンでイタリア・セリアAのパワーバレー・ミラノに所属する石川祐希(27)を兄に持ち、幼少期からバレー漬け。 2013年全中優勝(中1)、2015年全中優勝(中3)、2017年春高優勝(高1)、2018年インターハイ優勝(高3)、2019年U20世界選手権・金メダル。  中学・高校と日本一を経験し、アンダー20では世界一に輝くなど、エリート街道を歩んできた。

練習する体育館に一番乗りして体幹を鍛える石川
練習する体育館に一番乗りして体幹を鍛える石川

体育館には常に一番乗りする妹に、”ストイック”で知られる兄ですら舌を巻く。

石川真佑
石川真佑

頭の中の何%をバレーが占めているか聞くと、「80%とかじゃないですか。80%、85%とか」と話す石川。負けず嫌いで努力家。趣味ができないのが悩みだそうだ。

一方バレーでは、高校卒業後すぐに代表入りを果たし、その年にはスタメンに定着。東京五輪にも出場した。 しかし、チームは25年ぶりの予選敗退。初めて出場した五輪は、悔しさしか残らない大会となってしまった。

石川真佑
石川真佑

「もっとできたなという大会でした」

代表監督が語ったチームの課題

あの悔しさから2年ーー。

女子日本代表・眞鍋政義監督
女子日本代表・眞鍋政義監督

女子日本代表・眞鍋政義監督:
パリ五輪の出場権を獲得するために最大の課題であります、サーブです。

身長が高い海外相手には、サーブで崩して攻撃の選択肢を減らすことが重要。

サーブ決定本数ランキングを振り返ると、東京五輪では40位以内に金メダル・アメリカの7人に対して日本は1人、2022年の世界選手権では同じく金メダル・セルビアの4人に対して日本は1人。

東京五輪、2022年の世界選手権では共に、日本の課題はサーブだった。

サーブ得点本数世界3位に

そんな中、石川真佑は昨シーズン、Vリーグでサーブ得点本数1位。さらに、世界選手権でも世界3位タイの得点をたたき出した。

サーブのスピード(目安)を見ると石川真佑は90km/hで、65km/hの古賀紗理那(27)や井上愛里沙(28)を大きく上回る。

打球速度は”チームいち”とも言われる強烈なジャンプサーブこそが、パリ五輪への切符を勝ち取るためのポイントのひとつだ。

「私自身サーブのスピードは意識して取り組んでいきたいですし、スピードだけでなく、コースに打ち分けることも意識してやっていきたい」

ネーションズリーグのブラジルラウンド・韓国戦でも相手リベロの右側を狙った強いサーブを決めた後に、今度はリベロの左側を狙った落ちるサーブで連続サービスエースを決めた。

ジャンプサーブの練習をする石川
ジャンプサーブの練習をする石川

ネーションズリーグ2023ではブラジルラウンドを終え、次の舞台はタイ。日本は現在7位(6月19日現在)。石川の強烈サーブが上位8チームが進める決勝ラウンドに導いてくれるはずだ。

FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
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女子大会 9月16日(土)- 9月24日(日)
男子大会 9月30日(土)- 10月8日(日)
東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催

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6月24日(土)24時35分から
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