注目のアスリート情報を先取りして熱く紹介する「サキドリ!アツリート」。ロッテ・中森俊介(20)が、自身の“サキドリポイント”を明かした。

 佐々木朗希からの“アドバイス”

高卒3年目投手の中森。“世代ナンバーワン右腕”との呼び声も高く、エース候補として期待されている。

このほど行われた第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)で、世界一となった侍JAPANを見た中森は…。

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中森俊介:
すごくレベルが高いと思いますし、自分と同級生の高橋宏斗選手(20)(※高=はしごだか)も選ばれている。自分も将来、日本を代表するようなピッチャーになりたいです。

そう闘志を燃やす中森。WBCでも活躍し、同じロッテで投げている佐々木朗希(21)からは「(ピッチャーには)柔軟さが大事だから、柔軟をやったほうがいい」とアドバイスを受けたそうだ。

“微妙に動く”ストレートで打者を翻弄(ほんろう)

そんな中森の“サキドリポイント”は?

中森俊介:
“微妙に動く”ストレートだと思います。「真っスラ」しているように見えるというか。

ストレート(真っすぐ)の握りで投げながら、スライダーのような軌道で曲がる球種、通称「真っスラ」。中森が投げるストレートはシュート成分が少なく、しぜんと「真っスラ」になるという。

数々の名投手を育てた吉井監督の評価は?

ロッテ・吉井理人監督(57)にも、中森が投げるストレートの魅力を聞いてみた。

ダルビッシュ有(36)や大谷翔平(28)を育てた名伯楽で、WBC投手コーチも務めた吉井監督の視点とは。

吉井理人監督:
これまで中森が投げたストレートのうち、打たれて前に飛んだ球の7割ほどが“ゴロ”で終わる結果に。彼は、そういう特殊なピッチャーです。“非常識なストレート”を投げているのだと思います。

指揮官も絶賛の“非常識なストレート”。

中森俊介:
投げているときの感覚は、あまり気持ちよくはないのですが(笑)、自分の持ち味かなと思っています。

中森は、3月に行われた開幕戦で念願の“一軍デビュー”。首脳陣から高く評価されている「真っスラ」で、打者を凡打に打ち取った。

中森俊介:
まずはケガなく今シーズンを戦い抜いて、少しでも一軍の戦力になれるように頑張ります!

勝負のプロ3年目を迎えた中森の活躍に、今後も注目だ。

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