すっかり人間の生活に溶け込み、癒しの存在となっている猫ですが、よくよく観察してみると野生の頃の習慣が数多く残っていることに気付きます。

驚きの身体能力を象徴するような背中から落下しての足での着地、気持ち良さそうに寝ているようで何やら警戒していそうな寝姿、のどをゴロゴロ鳴らして甘えるくせに攻撃もする複雑な心理。

これらの行動を理解できたら猫の気持ちがもっとわかるかもしれません。最新科学で明かされた猫の新事実などについて動物の生態に詳しい富田園子さんに連載で教えてもらいました。

今回は「寝る姿勢からわかる猫の警戒度」について解説します。

頭の高さと足裏がポイント

1日の半分以上を寝て過ごす猫。その寝姿からも猫の心理が読み取れます。

ポイントは“頭の高さ”と“足裏”です。

(画像はイメージ)
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警戒している時は頭をなるべく高い位置に保とうとします。目を開いたときに頭が高いところにある方が周りをよく見渡せるからです。

また危険を感じて逃げるとき、足裏が地面についている姿勢の方がすぐに走って逃げられます。ですから足を放り出さず、地面に足裏をしっかりとつけた状態で眠ります。

仰向けで寝ていてもビックリして起きれば一瞬で逃げの姿勢に入れますが、その一瞬が野生では命取りになることがあります。

逆に頭を地面につけて寝ていたり、足裏を上にして寝ているのは安心している証拠です。

それぞれの寝姿からわかる警戒度を詳しく説明します。