青い目や左右の色が違う“オッドアイ”、まるでタキシードを着たような柄の白黒猫、ポイントカラーのシャムなど猫の目や毛柄の“発色”は実に個性的。
その秘密はメラニン色素の量や体温が関係しているという。
理由を知ると「そういうことだったのか!?」と益々興味が湧いてくる猫の豆知識を、動物の生態に詳しい富田園子さんに連載で教えてもらいました。
目の色は色素の量で決まる
黄色だったり青だったり、はたまた緑だったり、猫の目の色は多彩です。でもひもといてみると、案外シンプルな法則に則っています。
現在はたくさんの色や柄の猫がいますが、もともとは唯一の毛柄しかいませんでした。キジトラです。
(参照:「三毛はツンデレ、白は臆病、黒猫は?毛柄によって違う性格と“白ブチ模様”の動物にある共通点」
キジトラは別名Brown Mackerel Tabby(ブラウン・マッカレル・タビー)。基本茶色なので色素は濃いめです。
濃いめの色素だと猫の場合、虹彩は銅色(カッパー)や黄色になります。つまり野生の猫は全てこの目の色だったのです。
しかし猫が人に飼われるようになると、キジトラ以外の毛色も増えていきます。保護色であるキジトラでなくても人に守ってもらえるからです。
そうして全身白など色素が薄い毛柄も増えていきました。色素が薄めだと目は青色になります。白色人種に青い目と金髪が多いのと同じです。
ところで、虹彩が青いのは青い色素があるからではありません。青い目は、晴れた日の空が青く見えるのと同じ。青空は天空に青い何かがあるわけではありませんよね。
