長野県南佐久郡のホテルで調理、提供された食事を食べた33人が下痢、嘔吐、腹痛などの症状を訴え、保健所が検査した結果、ノロウイルスによる食中毒と判明しました。

佐久保健所によりますと、2月20日午前9時ごろ、ホテルの営業者から「施設に宿泊した複数名の方が胃腸炎症状を訴えた」などと連絡がありました。

ホテルで2月17日から18 日までに調理、提供された食事を食べた10歳未満から70代以上の男女33人が17 日午後8時頃から、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状を訴えたということです。

保健所が検査したところ、利用客と調理従事者の便からノロウイルスが検出されました。

保健所によりますと、患者はホテルのレストランのビュッフェで提供された食事を食べたということです。

保健所はこのホテルの調理部門に対し、3月2日から4日まで営業停止を命じました。

患者は全員、快方に向かっているということです。

【患者へ提供されたメニュー】
ポテトサラダ、カレー、豚もつ煮、ハンバーグ、エビフライ、ソーセージ、パスタ、揚げ野菜のハニーマスタード和え、ポテトフライ、コーンチャウダー、チャーハン、おでん、鴨のロースト、イチゴシャーベット など

【ノロウイルスによる食中毒とは】長野県の資料より

■特徴
ノロウイルスによる食中毒は、主にノロウイルスに感染したヒトを介してウイルスに汚染された食品や、ノロウイルスが蓄積した二枚貝を「生」や「加熱不足」で食べることによって起こります。

また、このウイルスの感染力は非常に強く、食品を介さなくてもヒトからヒトへ容易に感染します。

■症状
1~2日の潜伏期間を経た後、下痢、嘔吐、吐き気、発熱などを起こします。かぜとよく似た症状がみられる場合もあります。通常は発症してから1~2日で症状は治まりますが、小さなお子さんやお年寄りは脱水症状を起こす可能性がありますので、おかしいなと思ったら早めに医療機関を受診してください。


■予防方法
・外から帰った時、トイレの後、調理の前、食事の前には、石けんで手を十分に洗いましょう。
・トイレに入る際は、衣服を汚さないように上着を脱ぐか、袖口をまくりましょう。
・加熱して調理する料理は、中心部まで十分に加熱しましょう。
・まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤で殺菌して使いましょう。
・下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状がある時は、調理に従事しないようにしましょう。
・患者の嘔吐物などを処理する時は、マスクを着用し、使い捨ての手袋を使って片付けた後、塩素剤で消毒を行い、汚染が広がらないよう十分に注意しましょう。
・発症者の便には多量のウイルスが含まれますが、症状が治まった後もしばらくの間はウイルスが排出されますので注意しましょう。

長野放送
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