埼玉・越谷市にある「保護猫カフェさくら2号店」。この保護猫カフェには大きな特徴がある。それはエイズキャリアの猫(猫免疫不全ウイルス感染症・通称猫エイズ)だけが在籍していること。
カフェを開いた経緯とエイズキャリアの猫が置かれている現状について、カフェを運営する「いながき動物病院」院長の稲垣将治さんとボランティアスタッフの星野美穂さんに聞いた。
オープンのきっかけはコロナ禍
2021年の4月オープンした「保護猫カフェさくら2号店」。迎えてくれるのは個性豊かな13匹の猫エイズキャリアの猫たち(2026年2月現在)だ。
ここでは、いながき動物病院で不妊手術を受けたボランティアの保護猫をカフェで預かり“ずっとの家族”につなぐ支援をしている。オープンのきっかけは、新型コロナウイルスの流行が大きく関わっているという。
2019年の5月にオープンした「保護猫カフェさくら1号店」。子猫に比べ譲渡先の見つかりにくい成猫(大人猫)の魅力を伝えるべくオープンし、当初は一度に20人までのお客さんを入れていた。
しかしコロナ禍になり、3密対策として1時間に6人までの来店制限を設けることに。土日には入店2時間待ちになることもあり、カフェを離れてしまうお客さんが続出する。
「お客さんが入店できていれば、譲渡につながっていたかもしれない…」と考えた稲垣院長は保護猫カフェを増やす決断をした。それが1号店から徒歩2分のところに完成した2号店だ。
「エイズキャリアの猫も譲渡につなげたいという思いがあったので、2号店のテーマに決めました」
