22日、午後8時15分頃、東京・墨田区にある「東京スカイツリー」のエレベーターが地上30m地点で緊急停止し、子ども2人を含む男女20人がエレベーター内に閉じ込められました。

この記事の画像(11枚)

エレベーターは4基あるうちの2基が停止。この影響で展望台にいた約1200人が地上に降りられず、足止めされる事態に。

地上340mの展望台で撮影された映像には、身動きが取れず困惑した人々の姿が。何が起こっているのか把握し切れていないのか、周囲を何度も見回す人もいます。

無事、地上に降りることができた人に話を聞くと…。

現場に居合わせた人:
宇都宮から(来ました)。もうどこかに泊まります、(帰りの)新幹線がないんですよ。
自分はたまたま(展望)フロアにいたから、大丈夫だったんですけど…。怖いですよね、正直。

消防などによる長時間に及ぶ救助活動が行われ、発生から約5時間半が経過した午前2時頃、エレベーターに閉じ込められた全員が救出されました。
救助された人の中に、けが人や体調不良を訴える人はいませんでした。

なぜ救助に時間を要したのか?今後の課題

東京スカイツリーの広報事務局によると、停止したエレベーターの横に別のエレベーターを横付けし、その間にはしごをかけて救助したといいますが、エレベーター間の移動は17分ほどで終わったといいます。

ではなぜ、停止から救出まで約5時間半かかったのでしょうか?
エレベーターのメンテナンスに詳しい、日本エレベータ保守協会理事の田中陽一氏によると、以下の二つの理由が考えられるといいます。

・今回取られた救助方法は、全てのエレベーターを停止させないといけないため、天望デッキに残された約1200人を降ろすのに時間がかかった可能性。
・エレベーターを横付けしたあと、2台分の壁(緊急用のドア)をあけるのに時間がかかった。

松嶋尚美氏:
(停止した地上30mは)相当高いし、5~6時間の間に、「今こんな状態です」「こんな状態です」って毎回ちゃんと今の状況を教えてもらえるのか…。

谷原章介キャスター:
「これから救助に向かいます」とか、「何時間かかります」とかね。

松嶋尚美氏:
原因がわからないのが怖いじゃないですか。原因がわかったのでもう安心ですよと言われたらいいですけど、また落ちるかもまた落ちるかもと思ったら…。

スペシャルキャスター カズレーザー氏:
もちろんこういった安全装置が多重に作られていて、最悪の事態を防ぐようになっているとは思いますが、何回かこれまでも緊急停止はあったと聞いたことがあるので、これだけ時間がかかるというのは、まれなケースなのか…。
高層ビルなんてそこら中にあるわけで、エレベーターというものは、可能性は少なくともどこでも起こりえる物なのかということも考えなくてはいけないですね。

現在、エレベーターが止まった原因はわかっておらず、警視庁などは原因などを詳しく調べています。

東京スカイツリーは、「エレベーターの総点検を行うこととし、安全確認を実施するため」として、23日は臨時休業となることを発表。「入場チケット(前売券)をご購入のお客さまに関しては、払い戻しを行う」としています。
(「サン!シャイン」 2月23日放送)