理想的な硬さは、箸で持っても崩れずかつ下に跡がつかない程度の「ソーセージ状」。カチカチコロコロで下に跡がつかない場合や、箸で持てないほど軟らかい場合は体調を観察してほしい。
「うんちは1日1回出るのが理想ですが、2日に1回でもカチカチでなければ問題ありません。逆に1日に3〜4回も出る場合は、ご飯が合っておらず消化吸収がうまくいっていない可能性があります」
スキンシップの延長での確認が重要
以上、7つのチェック項目(体重、目・耳、歯・歯茎、皮膚、爪、うんち、水の摂取量)を紹介したが、もちろんすべての確認を毎日完璧に行う必要はない。
いとぅー先生は、あくまで愛猫にストレスを与えない範囲で行うことを強調する。
「『監視』のようになってしまうと猫ちゃんも嫌がります。やりすぎない範囲でチェックしてあげてください」
飼い主こそが、愛猫の細かな変化に気づける一番の“名医”だ。日々の触れ合いの中に、さりげなくこれらの健康チェックを取り入れてみてはいかがだろうか。
