猫は本能的に痛みを隠す動物。飼い主が愛猫の異変に気づいた時には、すでに病状が進行していることも珍しくない。

定期的な通院は重要だが、病院嫌いの猫にとっては大きなストレスとなることもあるだろう。

ねこ好き獣医いとぅー先生
ねこ好き獣医いとぅー先生
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そこで、YouTubeチャンネル「ねこ好き獣医いとぅー先生」の動画「【簡単&安心】猫の7つの健康チェック!家庭でアナタができる方法」から、自宅でリラックスしながらできる病気を早期発見するための7つポイントを解説する。

「体重」「水の摂取量」は数字で判断

まず、最も重要かつ基本となるのが「体重測定」。猫は急激に体重が落ちることは珍しく、一緒に暮らしていると、なおさら見た目では変化に気づきにくい。そこで月に1回は測定する習慣をつけてほしい。

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飼い主が3年ぶりに病院に連れて行ったところ、体重は1キロ減…、こんなときは病気末期だったりすることもあるという。

「がんや腎臓病など怖い病気の時は、大抵体重が減っていきます。目安は1カ月で5%以上の減少。

例えば4kgの猫なら3.8kgですが、これはギリギリセーフの範囲。実際は翌月もさらに体重が減っていく場合が要注意です」

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見た目で痩せたと感じる頃には手遅れになるケースもある。飼い主が抱っこして一緒に体重計に乗り、差分(抱っこした総体重―飼い主の体重)を計算する方法なら自宅でも簡単にできるのではないだろうか。

逆に体重の増加にも注意してほしい。猫はほぼ2歳で成長は終わるとのことで、これ以降にも増えるようであればご飯のあげ過ぎが考えられるとのことだ。

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太りすぎると、皮膚病や糖尿病、膀胱炎などいろんな病気にかかりやすくなることを知ってほしい。