なお目については、シバシバしているか充血しているかなどを意識して見てもらえれば十分だ。

触れて気づくのは「できもの」「爪」

毛ヅヤや皮膚の状態もポイント。毎日のスキンシップの中で確認するとよいだろう。

特に避妊手術をしていない、あるいは1歳を過ぎてから手術したメス猫の場合は要注意。「乳がん」のリスクがあることから、身体を触ってみてほしい。

「月に1回は胸を触って、“できもの”や違和感がないかチェックしてください。猫の乳がんは早期発見で予後が大きく変わります」

なお小さな“できもの”でも注意が必要。肥満細胞腫というガンの可能性もあるので、病院でのしっかりした検査を勧めている。

毛ヅヤはエサが合っているなどの健康状態の目安にもなる。気になった場合は試しにエサを変えてみるのもいいかもしれない。

(画像はイメージ)
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また、意外な健康のバロメーターとなるのが「爪」だ。爪切りをサボっているわけではないのに、1本だけ爪が太くなっていることはないだろうか。

「爪が太くなるのは、関節炎のサインかもしれません。腰や足が痛くて爪とぎが不十分になり、太くなってしまうのです。

そして症状が重くなるごとに太い爪の数が増え、特に高齢猫では巻き爪のリスクもあります」

「うんち」は健康を映す鏡

最後は、忘れてはいけない「うんち」のチェックだ。