代替チョコの気になることを聞いてみた

代替チョコレートの開発経緯は分かった。では具体的にどんなものなのだろうか?気になることを石渡さんに聞いた。

1)成分の違いは?

まずは含まれている成分の違いについて。

チョコレートの原料カカオには、カフェインが含まれている。眠気を抑え、意欲を増進させる効果がある成分だ。一方、代替チョコレートは「カフェインレス」をうたう商品もある。

石渡さんによると、カフェインが含まれているかどうかが違いの一つとのこと。代替チョコレートは「カフェインが気になる人は安心して食べられます」という。

妊婦でも安心して食べられる(画像はイメージ)
妊婦でも安心して食べられる(画像はイメージ)

「原料によってはカフェインが含まれていないものもあります。弊社のアノザMも含まれておりません。不眠症の方などにはお勧めできると考えております」

一方で、カカオの有益的な成分として知られる「カカオポリフェノール」は入っていないとのことだ。

2)たくさん食べても大丈夫?

チョコレートといえば「甘いもの」というイメージが強い。ダイエット中の人だとカロリーや糖分を気にして、控えている人もいるだろう。

その点、代替チョコレートは気にせずたくさん食べても大丈夫なのだろうか。

食べ過ぎには気を付けよう(画像はイメージ)
食べ過ぎには気を付けよう(画像はイメージ)

「カロリーや糖分、脂質などは、チョコレートと大きな違いはありません。たくさん食べてもいいかと言われますと、チョコレートと同様に適量にした方がいいというのが実際のところです」と石渡さん。

また、チョコレートは消化器官が発達していない子供には与えない方がよいと聞く。代替チョコレートはどうかというと、「これも一般のチョコレートと同じように扱ってほしい」とのこと。

今後、手に取る機会も増えそうな代替チョコレート。カカオが抱えている課題にも思いを寄せつつ、一度試してみてはどうだろうか。

プライムオンライン特集班
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