「ジャガイモの芽には毒がある」というのを耳にしたことがあるだろう。

編集部でも以前、農林水産省に取材し、ジャガイモの芽には天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれ、口にすると吐き気やおう吐、下痢、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出る可能性があることを教えてもらった。

(関連記事:床下から未知の生物!?半年間放置していたジャガイモの芽がまるで“樹海”…状況を聞いてみた

では、同じイモである“さつまいも”はどうなのだろうか?

これについて、“八百屋歴10年”だという青髪のテツさん(@tetsublogorg)が「お願い」と題し、Twitterに投稿している。

【お願い】
芽が出たさつまいもを…
捨てないでください!!!
捨てないでください!!!
捨てないでください!!!

ジャガイモの芽には毒素がありますが、さつまいもの芽には毒性はありません。
ただ芽が出るほど放置すると味や栄養は落ちてしまうので、早めに食べましょう。

芽が出ているのを見てしまったら「食べるのはよくない」などと思い、捨ててしまっていたかもしれない。しかしジャガイモの芽とは違い、さつまいもの芽には毒性がないというのだ。

このさつまいもの豆知識には、「知らなかったです ありがとうございます」「初めて知りました」といった驚きのコメントが寄せられていた。

毒があると勘違いして捨てている人が…

これからの季節は、焼き芋などで“さつまいも”を調理する機会も増えてくる。芽が出ると味や栄養が落ちてしまう理由や、そして食べるならどのようなさつまいもが美味しいのかも知りたい。選ぶポイントなど気になる点を、青髪のテツさんに聞いてみた。


ーーさつまいもの豆知識をなぜ投稿したの?

リプを読んでもわかる通り、ジャガイモの芽と同じように毒があると勘違いして捨てている方がいるので、今回このように投稿しました。

さつまいもの芽には毒性はない
さつまいもの芽には毒性はない
この記事の画像(4枚)

ーー芽が伸びることで味や栄養が落ちてしまう理由を教えて。

さつまいもの養分を使って芽が成長するので食味が落ちると考えられます。


ーー芽が出たさつまいもを食べるときには、何か処理が必要になる?

芽も食べることができるので、あまり気にする必要はありません。


ーーどれくらい芽が伸びたら、食べるのを控えた方がいいの?

とくに基準はありません。芽の長さよりも、さつまいもの端の切り口周辺をチェックしましょう。柔らかいと腐っていますし、カビが生えていることもあります。

(イメージ)
(イメージ)

皮に艶があり、あまり凸凹していないさつまいもがおすすめ

ーーおいしいさつまいもを選ぶポイントを教えて。

さつまいもは収穫後に熟成させて、でんぷんを糖に変化させることで甘くなります。なので、今の時期でもおいしいですが、買うタイミングは11月くらいからがおすすめです。品種も重要です。甘いものがよければ「紅はるか」や「安納芋」がおすすめです。料理によって甘さ控えめの芋がよければ「鳴門金時」がいいのかなと思います。

その他特徴としては、皮に艶があり、あまり凸凹していない個体は繊維が少なく食べやすいですよ。


ーー最適な保存方法はある?

水分と寒さに弱いので、ペーパーに包んで常温の冷暗所で保存がベストです。


ーーオススメのおいしい食べ方は?

最近は炊飯器にお米と一緒に切った芋をいれる“さつまいもご飯”にはまっています。

さつまいもご飯(イメージ)
さつまいもご飯(イメージ)

さつまいもを保存していて気をつけるべきなのは、芽ではなく“端の切り口周辺”とのことだった。「芽が出ちゃった…」となっても、すぐに捨てるのはもったいない。せっかくの食材を無駄にしないよう、そして、おいしく食べるために野菜の豆知識を勉強していくといいのではないだろうか。

青髪のテツさんは、このようなさまざまな野菜の豆知識をTwitterやブログで紹介している。知識を広げる1つの手段としてチェックしてみるのはどうだろうか。