一口に“お茶”と言っても種類はさまざま。味や香りはもちろん、含んでいる栄養素も異なる。

なかには「冷え性」や「シワ」など、身体の“あるある”な悩みの軽減を期待できるお茶も。

大妻女子大学名誉教授で「お茶博士」としても著名な大森正司さんに、気になるお悩み別に最適なお茶を教えてもらう。

お茶には身体にいい栄養素がたくさん含まれています。飲みすぎは禁物ですが、数多くの成分を一度に、おいしく取り入れられる健康飲料なのです。

今回は、便秘やシワ、睡眠不足など身体の“お悩み”別に、特に効果が期待できるお茶をお伝えします。

便秘・冷え性には「抹茶」

まず“便秘”と“冷え性”に悩む人にお勧めなのが「抹茶」です。

「抹茶」は食物繊維の塊(画像はイメージ)
「抹茶」は食物繊維の塊(画像はイメージ)
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いまや日本国内だけでなく世界的に人気ですが、魅力は深みのある味だけではありません。

抹茶は日光を遮断して栽培した茶葉を揉まずに乾燥させ、臼などでひいて粉状にしたものです。これを煎じて飲むということは、食物繊維を直接取り入れているようなもの。

茶葉に水やお湯を注いで飲む他のお茶とは、摂取できる食物繊維の量が段違いなのです。

さらに、腸内環境を整える善玉菌を増やすカテキンを多く含んでいることもあり、便秘改善につながるといわれています。

また、抹茶は冷え性の改善も期待されています。食物繊維とカテキンによって増えた善玉菌が新陳代謝を高めると同時に、テアニンという成分が副交感神経を活性化させ、手足の血管の収縮を抑えて血流を良くすると考えられているのです。

お腹のたるみには「プアール茶」

次に、お腹のたるみが気になる人にお勧めしたいのが「プアール茶」。日本では「プーアル茶」という名前で親しまれていますが、正確な名前は「プアール茶」です。