三陸鉄道・久慈駅の名物駅弁。
蒸しウニ5~6個分がぜいたくに盛られた「うに弁当」です。

調達できる量に限りがあるため1日20個限定販売され、“幻の駅弁”とも呼ばれています。
その「うに弁当」を作っていたのが、工藤クニエさんと清雄さん夫婦。

震災後に店をたたむことも考えたといいますが、周囲の応援もあり再開させました。

三陸リアス亭・工藤クニエさん(2011年):
全国からお客さんがバシバシ電話くれるから、「お母さん生きてましたか?」って。そういうお電話がいっぱいきたんです。「うわー」って泣いている場合じゃないと思って。

震災から15年、店内には看板娘だったクニエさんの写真。
そして、客から贈られたという2人の似顔絵が飾られていました。しかし…。

三陸リアス亭 娘・木村資さん:
(クニエさんご夫婦は)今もう他界して去年亡くなった。そのときも続けるかっていうところで…。

クニエさんと清雄さんはこの世を去り、今は娘・資さんが店を切り盛りしています。

「うに弁当」の詳細なレシピは残されていませんでしたが、当時から働いていた従業員が作り方を覚えていたため、今もお店の看板商品として残り続けています。

三陸リアス亭 娘・木村資さん:
私も、うに弁当の作り方を教わって、味を変わらずそのまま続けてこられた。

常連客からの予約も多いという「うに弁当」。

購入した客は「やっぱりここ来たからには買っとかないとということで買った」「このお弁当が続いているということが、すごく意味があること。すごくすてきなこと」と話していました。

これからも変わらない味を守り続けます。