台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の南側に、熊本・菊陽町が工業団地の整備を決めた。菊陽町は6月19日に地権者に向けた説明会を開き、吉本孝寿町長は「町も全力を挙げてこの事業に取り組みたい」と述べた。

TSMC第1工場南側に工業団地整備へ

菊陽町が整備する工業団地は、台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の南側、約24ヘクタール。菊陽町は2024年9月に工業団地の整備に向けた検討を開始。土地の調査などを経て工業団地の整備を決定した。

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菊陽町によると、6月19日行われた非公開の説明会で、地権者からは「周辺の道路はどうなるのか」などの質問が挙がったものの、反対する意見はなかったという。

菊陽町の吉本孝寿町長は「菊陽だけに限らず熊本、日本を成長させる事業。町も全力を挙げてこの事業に取り組みたい」と述べた。

2031年分譲予定で一括分譲目指す

菊陽町が工業団地を建設するのはTSMCの進出後、初めて。3年後の2028年度から土地の造成を検討。

分譲開始は2031年度で、約24ヘクタールの土地を分割せずに一括での分譲を見込んでいるという。

(テレビ熊本)

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