台湾の半導体製造大手・TSMCが菊池郡菊陽町に建設を予定している第2工場について、10月16日に開かれた第3四半期の決算会見で、シーシー・ウェイ会長兼CEOが「第2工場の建設はすでに開始している」と述べた。
ウェイ会長兼CEO「建設を開始した」
10月15日、菊陽町原水にある台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の東側、第2工場の建設予定地では、クレーンなど大型の重機が立ち並んでいた。

そして、10月16日、TSMCの第3四半期の決算会見が開かれ、シーシー・ウェイ会長兼CEOが「日本での第2工場の建設はすでに開始している」と明らかにした。

当初の計画では、TSMCの第2工場の敷地面積は第1工場の約1.5倍に当たる32.1ヘクタールで、回路の幅が6ナノメートルの先端半導体や、12ナノメートルと40ナノメートルの半導体を製造する予定。

第1工場と第2工場合わせて、総投資額は3兆円規模で、雇用は3400人に上る見込み。
シーシー・ウェイ会長兼CEOの発言
シーシー・ウェイ会長兼CEO:
日本では、日本政府や県、地方自治体からの強力なサポートのおかげで、スペシャリティ技術を提供する熊本での第1工場は、2024年末に非常に良好な歩留まりでの量産を開始している。

第2工場の建設はすでに開始しており、量産スケジュールは顧客のニーズや市場の状況に基づく。
(テレビ熊本)