次世代の選手たちが競う全日本ジュニアフィギュアスケート選手権が11月22日から開催される。
ジュニア選手のナンバーワンを決める今大会は、毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられている。
去年、ジュニアエースの島田麻央と中田璃士が優勝を果たすと、シニアが集う全日本選手権でも2人そろって2位表彰台に上がるなど快挙を達成した。
今年は未来を担う選手たちがしのぎを削る今大会で、どんなドラマが誕生するのか。
シングルで出場する今大会注目の5名の男子選手を紹介する。
今季もトップに君臨!中田璃士とライバル
30名がエントリーした男子も、女子と同じく最大6名が全日本選手権へ推薦される見込みだ。
去年の全日本選手権で2位に輝いた、中田璃士。
無類の野球好きが好じて、今年6月に東京ヤクルトスワローズの始球式を務めた。
去年は、全日本ジュニア・JGPファイナル・世界ジュニアの“3冠”を掲げたが、JGPファイナルで優勝を逃してしまった。
そこで中田はオフシーズンに、羽生結弦さんらも指導したオーサーコーチが率いる、カナダのクリケットクラブへ足を運びジャンプの強化を行ったという。
しかし、7月中旬ごろから左足の痛みを発症。疲労骨折と診断され、大事をとって、シードの東日本選手権を回避した。
それでも、3冠達成のため、JGPでもその実力を着実にアピール。2連勝で、ファイナル進出を決めている。
「試合モードに入ってやることをしっかりやって、ジュニア全勝したいです」
まずは、全日本ジュニア連覇達成で弾みをつけたい。
