いよいよ迎えるオリンピックシーズン。

昨シーズン、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場枠を懸けた世界選手権では、日本勢が男女シングル最大3枠、ペアは1枠獲得と大健闘した。

そして、五輪代表を決める全日本選手権が12月、東京・代々木体育館で行われる。

その舞台に向けた地方ブロック大会の東京選手権、中部選手権が9月19日からスタート。

さまざまな思いを胸にシーズンへと臨む選手たち。早くも国内外で試合が開催され、熾烈(しれつ)な戦いが繰り広げられている。

五輪代表を決める全日本選手権の“予選”となる、地方ブロック大会と注目選手を解説していく。

地方ブロックがスタート

いよいよ12月の全日本選手権を目指して、地方ブロック大会から予選がスタートする。

オリンピック、そしてその先の世界選手権を目指す選手、全日本選手権を自身の集大成として挑む選手、日本最高峰の舞台で力を最大限出したい選手。今年もさまざまな選手たちの思いがぶつかり合う時がやってきた。

2024年12月の全日本選手権
2024年12月の全日本選手権
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今年の全日本選手権は12月21日から開幕し、会場は2019年以来となる代々木体育館。

この国内最高峰の大会は、前年のトップ3はシードとなり、予選を免除される。

前年の成績から男子は鍵山優真、中田璃士、壷井達也、女子は坂本花織、島田麻央、樋口新葉がすでに全日本選手権への出場が決定している。

2024年12月の全日本選手権
2024年12月の全日本選手権

それ以外の選手たちは、地方大会と東西選手権を勝ち抜くか、ジュニアからの推薦選手にならない限り、出場権を獲得することはできない。

地方大会は、東北・北海道、関東、東京、中部、近畿、中四国九州と6つに分かれ、各選手の所属先に応じて、出場する大会が決まる。