セーターに焼肉やたばこなどの臭いがついてしまった時はどうすれば良いだろう。
臭う時は2~3日干してみて
「衣類についた臭いは、2~3日干せば消えることも多いです。室内干しでも外干しでも良いので、少し休ませて様子を見てください。それでも臭いが残る場合は洗い時です」
1枚のニットを着続けるのではなく、着数をもってローテーションしながら着ていれば、衣替えのタイミングで一度クリーニングに出すだけで十分だと中村さんは話す。
「お家クリーニングは、洗濯槽の中で衣類がほとんど動いていないので汚れも落ちにくいです。ウールのセーターを良い状態で長く着るためにはやはりドライクリーニングに出すことをおすすめします」
適切に扱えばニットは一生もの。
普段使いで状態をそれほど気にしないセーターは家で洗い、色や風合いを維持してキレイに着たいセーターはクリーニングに出す。着方によって洗い方を考えるのがおすすめなのかもしれない。
洗濯家・中村祐一
長野県伊那市のクリーニング会社(有)芳洗舎代表。「洗濯から、セカイを変える」という信念のもと、洗濯から考えるよりよい暮らし方の提案を行い、衣生活の革新に洗濯の側面から取り組む。“洗濯王子”の愛称で、NHKでの講師、日経新聞での連載など各種メディアにも多数出演。一般社団法人日本衣生活支援機構 代表理事。
