仙台市内のすし店で食事をした28人が、ノロウイルスが原因の食中毒になっていたことが分かりました。仙台市はこの店を3日間の営業停止処分としています。

営業停止処分を受けたのは、宮城野区二十人町にある「力寿司」です。

仙台市によりますと、12月26日、この店で刺し身やすしなどのコース料理を食べた66人のうち28人が、翌27日午前7時から午後11時にかけて下痢やおう吐などの症状を相次いで訴えました。このうち2人の便からノロウイルスが検出されたことなどから、仙台市はこの店の食事を原因とする食中毒事件と断定しました。

ノロウイルスは感染力が強く、吐き気やおう吐、下痢、腹痛などの症状があり、通常は1日から2日間で回復しますが、子供やお年寄りなどは重症化することもあります。

28人はいずれも成人の男女で、このうち11人が病院で治療を受け、うち1人が現在も入院していますが、全員快方に向かっているということです。(31日時点)

仙台市は、この店を営業する会社に対し、手洗いや調理器具の洗浄、食品の取り扱い方法などについて指導するとともに、店を12月31日から1月2日までの3日間、営業停止処分としました。

仙台放送
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