北海道旭川市保健所は12月29日、市内の医療機関でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表しました。
市によりますと、12月22日、市内の医療機関から「複数の患者と職員が嘔吐や下痢などの症状を訴えている」との報告が保健所に寄せられました。
保健所が詳しく調べたところ、12月16日から29日にかけて、患者と職員22人が下痢や嘔吐などの症状が出ていたことが分かりました。
このうち16人の便を検査した結果、9人から「ノロウイルス」が検出されました。残りの13人も同様の症状があることから、保健所は22人がノロウイルスによる感染性胃腸炎と判断しました。
12月29日現在、全員が回復または快方に向かっているということです。
感染経路は調査中で、保健所は医療機関に対し、患者と職員の健康状態の把握、手洗いの徹底、施設内の清潔保持などを指導しました。
「ノロウイルス」は主に11月から3月に流行し、感染予防には手洗いの徹底が重要です。