コートやジャケットの中でも重ね着しやすい“薄さ”と、ほどよい“暖かさ”が魅力のインナーダウン。
最近では冬でも暖かい日が多く、アウターとしても活躍するため人気がより高まっている。
しかし、“薄さ”と“暖かさ”のどちらも大事な衣類だからこそ、選ぶ際はいくつかのポイントに注目してほしい。
インナーダウンの火付け役として知られる株式会社モンベルの広報・宝迫哲史さんに、“薄くて暖かい”製品の見極め方や“重ね着しやすい”製品の特徴を聞いた。
目安は550フィルパワー
そもそもダウン製品が暖かい理由は、中で膨らんだ羽毛が空気を含み体温を閉じ込めるからだ。同じ重量の羽毛を使っている場合、膨らみが大きい羽毛を使っている製品ほど暖かい。
そこで注目してほしいのが「フィルパワー(FP)」という数値だ。
羽毛が“どれだけ膨らむか”を示すもので、数値が高いほど品質が良い。少量でも大きく膨らむ羽毛を選べば、軽くても暖かい製品を作れることになる。
「一般的には550~700FPが“良質”、それ以上のものが“高品質”とされています。使っている羽毛の量によっても暖かさは異なるので一概には言えませんが、まずは550FP以上のダウンが使われているかチェックしてみるといいでしょう」
多くのダウン製品は、品質タグやメーカーのホームページなどに使用しているダウンのFPが記載されている。インナーダウンは薄いため本当に暖かいか不安になるかもしれないが、550FP以上のダウン製品であれば普段使いとして十分な暖かさを感じられる可能性が高い。
「FPは“暖かさそのもの”を表すものではありませんが、重ね着することを想定したインナーダウンは厚手のダウンジャケットに比べて羽毛の量が少ないため、FPの高さは重要になります」
“毛が抜けにくい”生地か確認
次に注目してほしいのが生地だ。ダウン製品は着用しているうちに、表地などから中の羽毛が抜けてきてしまうことも少なくない。
