どの年代にも愛用者が多いデニム(ジーンズ)。

はいているうちに色があせていくのが魅力の一つだ。しかし、色が落ちすぎてしまったり他の衣類に色移りしてしまうからと、つい洗濯を疎かにしがちではないだろうか。

洗わずにはき続けるとデニムに汚れが溜まり嫌な臭いが発生してしまう。それだけでなく、生地がだんだん薄くなって破けたり穴が空いてしまうことも…。

洗わずにはき続けると穴が開きやすくなる(特集班撮影)
洗わずにはき続けると穴が開きやすくなる(特集班撮影)
この記事の画像(8枚)

だからといって、頻繁に洗いすぎると色がどんどん落ちていく。気に入った色合いをキープしながら汚れを落とすにはどうすればいいのか。

クリーニング師の国家資格も持つ「洗濯ハカセ」こと神崎健輔さんに、できるだけデニムの色を残したまま汚れを落とす洗い方を聞いた。

夏は7回、冬は10回までの着用で洗濯

トップスと比べて洗う頻度が少なくなりがちなデニム。

しかし、はいているうちに汗や皮脂が染み付くのはデニムも他の衣類も同じだ。

そのため、はく度に洗うのが理想だが、なるべく色落ちさせたくない場合もあるだろう。そんな時は、汚れが衣類にダメージを与えない程度までは洗う頻度を減らしても大丈夫。

はく度に洗うのが理想(イメージ)
はく度に洗うのが理想(イメージ)

「シーズンによって洗うべき頻度は変わります。具体的には夏場は3〜4回、冬場は5〜7回着用したら1回は洗濯するのがお勧めです。どうしても色を落としたくない場合は、夏場は7回まで、冬場で10回までの着用が限度になります。

ただし、これはあくまで目安。汗のかき方には個人差がありますし、暑い日などにたくさん汗をかいた場合や臭いが気になる場合は、着用回数が少なくてもすぐに洗濯をしてください」

柔軟剤は使わない

洗う頻度が全然少なかったという人もいることだろう。では、洗濯自体は正しくできていただろうか。