テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「衣替えの心得」についてお伝えする。
まずは「みやそら通信」に届いた季節の写真をご紹介。26日朝6時ごろに宮崎市の大淀川で撮影された「川霧」の写真だ。この川霧は「蒸気霧」とも呼ばれ、朝が冷えてきた証拠だという。暖かい川の上に冷たい空気が流れ込むことで、川からの湯気が冷やされ水滴が発生する現象だ。

実際の気温を見ると、県内すべての観測地点で朝の最低気温が熱帯夜から解放された。しかし、日中はほとんどの地点で30度以上の真夏日となり、1日の気温差が10度前後と大きくなっている。体調管理のため、夜はゆっくりと湯に浸かって休むことをお勧めしたい。
29日の週は秋の空気が流れ込む
29日以降は、秋の空気が流れ込む見込みだ。宮崎市の朝の最低気温は、29日に25度と熱帯夜が予想されるものの、それ以外の日はエアコンなしで快眠できそうだ。

日中の気温は火曜日、水曜日ごろまで30℃前後で蒸し暑さが続くが、木曜日以降はカラッとした秋の空気に包まれる。特に、木曜日には五ヶ瀬と高千穂で最低気温が13度から14度まで下がる予想で、一気に気温が下がる。
秋物そのまま着てもいい?
気温変化を受け、そろそろ秋物の出番。秋物の長袖やジャケットを取り出して、すぐに着ても良いかどうか…古山予報士が藤崎アナにたずねた。藤崎アナは「私は綺麗に保管していると自負しているので、それをそのまま着ます」と答えたが、古山予報士は着用前の注意点を指摘した。

「秋服 そのまま着てもいいのか?」について、洗濯研究家の平島利恵さんによると、基本的には着用前に洗濯を行ったほうが良いとのことだ。その理由として、以下の3点が挙げられる。
1. ほこりや匂いを取り除く
2. カビや虫の付着を確認する
3. 収納時のシワを直す
特に、赤ちゃんや肌の弱い家族の服は、カビや菌をしっかりと取り除いてあげると良いだろう。もし衣類に黄ばみが見つかった場合の対処法として、40℃程度のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かし、1、2時間ほど漬け置きしてから洗濯機で洗う方法も試してみて欲しい。
(テレビ宮崎)