テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「彩雲」と「焼酎の神様」についてお伝えする。

まずは「UMK気象センター」の「X」#みやそら通信に届いた写真。まずは先週8月29日、午後5時半ごろ、門川町で撮影されたもので、空が一部虹色になっている。

そしてその10分後、隣の日向市でも、同じように空が虹色になっている写真が届いた。空に昇っていく龍のようにも見える。この現象は、「彩雲」と呼ばれる。「幸運のサイン」とも言われていて、太陽の光が雲の粒を回り込んで進むことで発生する。1年中、太陽の近くの雲を探すと見つかることもあるので、ぜひ探してみては。
9月に入り、天気の世界では秋が始まるが、秋とはほど遠い暑さとなった。1日の最高気温は宮崎市田野、西都市、都城市で35℃以上の猛暑日となり、宮崎市田野と都城市では9月の観測史上最高気温となった。もはや「9月1日」というよりも、「8月32日」という表現のほうがしっくりくるかもしれない・・・

この先の最高気温も見ていくと、平年なら1日に0.1℃ずつ下がっていくが、その気配が全くない。ただ水曜日から金曜日にかけて、若干、暑さが落ち着きそうだ。

原因は熱帯低気圧。3日から4日にかけて九州付近に接近する予想で、熱帯低気圧からの暖かく湿った空気の影響で、ざっと雨足が強まる時間がありそう。台風の卵なので、最新の情報を確認して欲しい。

ここで古山圭子の「ここ行こやん」のコーナー。今回はえびの市のアメダス。えびのは梅雨から夏にかけて雨量が多いのだが、古山予報士が行った24日も、やはりゲリラ雷雨が発生してトラクターに乗っていた人がずぶ濡れで家に帰っていたそうだ。

そしてもう1つの行き先が「金松法然」 日本全国には色々な神様がいるが、焼酎の生産量日本一の宮崎らしく、焼酎の神様。「焼酎を供えると、願い事を1つ叶えてあげる」と、遺言を残したお坊さんということで、古山予報士も焼酎を備えてお願いをしてきたそうだ。
自分が飲みたくても、それを備える事で、より ご利益があるのかもしれない。
(テレビ宮崎)