テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「彼岸花の戦略」についてお伝えする。
29日も暑い1日になり、宮崎県内9つの地点で30℃以上の真夏日となった。宮崎市は32.2℃で、今年の真夏日日数が98日目と、過去最多記録を淡々と更新し続けている。

9月も終わりとなるが、宮崎市では10月に入っても真夏日の日がありそうだ。予想最高気温を見ていくと、10月4日土曜日は30℃の真夏日となっている。しかしそれまでは、カラッとした秋の空気に包まれて、過ごしやすい体感が続いていきそうだ。

ここからは古山圭子の「ここ行こやん」のコーナー。今回は高鍋町の「高鍋大師」に行ってきた。ここには石像が700体以上あるという。そしてこの時期は、彼岸花がたくさん咲いている。

ここでお天気クイズ。「彼岸花」は、1000種類以上の「別名」があると言われているが、そのひとつに「ハミズ〇〇〇〇」というものがある。それはどちら?
A.ハミズクシャミ
B.ハミズハナミズ

正解はBの「ハミズハナミズ」 漢字で書くと「葉見ず 花見ず」となる。葉っぱを見るときは、花を見ない。花を見るときは、葉っぱを見ない。「葉」と「花」が別々のタイミングで現れる、ということからこの名前がつけられたそうだ。秋に花が咲いて、冬になると葉が生い茂って、春に葉が枯れて、夏に休眠、というサイクルになっている。
なぜこのサイクルなのだろうか?冬は、他の植物が枯れている。ライバルがいない間を狙って、太陽の光を独り占めするため、とのことだ。そして光合成をして養分を蓄える。彼岸花は「戦略家」と言って良いのではないだろうか。
古山予報士は、気象予報士として「コスプレ」や「寸劇」を披露しているが、これも戦略!?ちなみにオカファーアナウンサーの戦略は、「笑顔」とのことだ。
(テレビ宮崎)