長崎県美術館の2代目館長を務めた米田耕司さんが亡くなりました。
79歳でした。
米田さんは大阪市の出身で、2007年に県美術館の館長に就任しました。
2009年に当時の皇太子さまが訪問されたときには、郷土作家の魅力を伝えました。
13年間にわたり館長を務め、県民に広く愛される現在の美術館の土台作りに力を注ぎました。
米田さんは24日に自宅がある千葉市内の病院で亡くなり、後日、家族葬が営まれることになっています。
米田さんは美術の教育分野にも力を入れていて、2010年には県内の高校の卒業生全員に美術館の招待券をプレゼントする取り組みを始め、現在も続いています。
また、遠方に住む小中学生にも美術にふれる機会を作ろうと、特別鑑賞プログラムを立ち上げ、送迎バスを準備して美術館を訪れてもらう企画も立ち上げました。