一部ニュースサイトで、「既婚の男性職員とラブホテルで密会している」と報じられた、群馬・前橋市の小川晶市長(42)。

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9月24日夜に緊急会見を開き、今年2月ごろから10回以上、その男性職員とホテルを利用したことを認め謝罪しました。

前橋市 小川晶市長:
報道にありますとおり、私が特定の職員と複数回ホテルに行ったことは間違いがありません。男女の関係はありませんが、誤解を招く軽率な行動であったことを深く反省しています。

会見の中で、男性職員とは男女の関係はなく、「当人同士が何もないからいいと身勝手に判断した、大変反省している」と説明しました。

弁護士で、2011年から群馬県議を務めていた、小川市長。2024年2月、「クリーンな市政の実現」を掲げ、現職を大差で破り初の女性市長となりました。

「前橋の追い風」になる存在として、大きな期待を受けていましたが…。

――1回あたりの滞在時間はどれくらい?
小川晶市長:

平日の夜に関しましては、2~3時間程度。休日ですね、その時も3時間とかぐらいだったというふうに思います。
当該職員には公私に渡る相談に乗ってもらっていました。ホテルには食事を持ち込み、夕飯を食べながら相談や打ち合わせをしていました。プライベートな時間に私の悩みや相談に乗ってもらっているということなので、公務ではないというふうに思っております。

ホテル代も市長が私費で支払い、あくまでも「プライベートな時間」であったという認識を強調しましたが、一方でホテルへ向かう移動手段については…。

小川晶市長:
駐車場まで、市役所から公用車で送ってもらったこともありますし、それ以外には自分の車で、土日ですね、休みの日は自分の車で出かけたこともあります。

さらに、9月10日、群馬県内に猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表された日も、小川市長は男性職員と会っていたといいます。

小川晶市長:
もちろん警戒が出るような恐れがある場合には、私も自宅で待機をしたりしているんですけれども、その日に関しては特段そういった状況ではなかったので。
まあ…あの、本当にあの…ホテルの中でも打ち合わせというか、いつでも何かあれば駆けつけられるような状況でありましたので、問題はないというふうに考えていてしまいました。

プライベートな相談や打ち合わせの場として、ホテルを選んだ理由については、「周囲を気にせず安心して相談できる場所」だったからと話し、ホテルを提案してきたのは男性職員側だったといいます。

――市長室では駄目だったのでしょうか?
小川晶市長:

特定の職員と長時間いるということをどう思われるかというのもありますし、あとはやはり私がですね、結構泣いたりだとか、ちょっと感情的になったりするところもあるので、そういった姿を市役所の中では見せたくないというような思いも強かったです。

――男性職員の妻は2人がホテルで会っていることを知っていた?
私の方では承知はしていないんですけれども、おそらく知らなかったんじゃないかなというふうに推察をします。

――市長は元々弁護士でいらっしゃいますよね?民事裁判であった場合、ホテルのような場所で男女が密会した場合に、男女関係なかったと言ってもなかなか通らないと思いますが?
小川晶市長:
今おっしゃられた通りということで…、その通り、なんかその通りとしか言いようがないんですけれども。本当に考えが足らない判断だったというふうに思っています。

小川市長は、今後の進退について「第三者とも相談しながら考えていきたい」とし、議会側から辞職を求められた際は、そのときに判断するということです。

「弁解の余地はない」

谷原章介キャスター:
会見を聞いていると、誠実な人柄は伝わってくるじゃないですか。そんな方がなぜって。

池畑慎之介氏:
打ち合わせをホテルに行くこと自体が、どう考えてもどういう弁解をしても100%二人だけの時間というのは分からないわけですから、それはもうちょっと弁解の余地はないですよね。

谷原章介キャスター:
市長室で感情的になってしまったり、一人の職員が一緒にいるところを周りに見られたくないという理由でも、説明がつかないですよね。

池畑慎之介氏:
それ自体が私的な感じがする。
(「サン!シャイン」 2025年9月25日放送)