妻子ある職員とのラブホテル通いが報じられた前橋市長。
緊急会見から一夜明け、早くも公務ドタキャンが起きるなど波紋が広がっています。
群馬県の前橋市長を務める小川晶氏(42)。
前橋市・小川晶市長:
私に関するネット記事につきまして、市民の皆さま、(市)職員の皆さま、そして巻き込んでしまった(当該)職員とそのご家族の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くおわびを申し上げます。私が特定の職員と複数回ホテルに行ったことは間違いはありません。(Q.ホテルに通った回数)細かい記録は残していないが、10回以上あったと思う。(今年)8月中に多分5回くらいはあったと思います。平日の夜に関しては2~3時間程度…。
会見で小川市長は「“男女の関係”はありませんが…」「その男性とは“男女の関係”というのはありません」などと話し、目的について、「ホテルの中で仕事やプライベートの相談に乗ってもらっていた」と主張。
以前は飲食店やカラオケボックスで相談していたとしたうえで次のように話しました。
前橋市・小川晶市長:
(カラオケボックスでは)店員の方が飲み物とか食べ物を運んでくるときにお会いしたりだとか、トイレに行く時に知り合いに会ったり、やはりなかなか落ち着かないなと。(Q.プライベートな時間でなければいけない理由は)職場では悩んでることをうまく話せなかったり、感情が出て泣いてしまったりということができなかったこと。そういう心の中のモヤモヤしたものを職場外で聞いていただいたと。
そして、群馬県で記録的短時間大雨情報が出された9月10日も、2人でホテルに入っていたことを認めました。
前橋市・小川晶市長:
いつでも、何かあれば駆けつけられるような状況でありましたので。
弁護士から群馬県議を経て、2024年、前橋初の女性市長に就任した小川市長。
前橋市によると、25日朝から500件を超える電話が寄せられていて、その9割ほどが市長の言動に否定的な意見だったということです。
前橋市民からは「市民としては恥ずかしい。わりかし好感持ってたんですけど」「場所はわきまえてほしいですね。きちんと何があったのか真実を話してほしいです」などの声が聞かれました。
「説明責任を果たしてほしい」との声が上がる中、早くも小川市長の公務に異変が。
25日午後1時半から、病院で市長同席のもと会議が行われる予定でしたが、本日は欠席したということです。
そして市議会では26日、市長による説明の場が設けられることになりました。
また、24日の会見では、小川市長が独身である一方、一緒にホテルに入った職員が既婚者であることを前提にこんな質問が。
記者:
男性の奥さんは、そういう関係であると知っていた?
前橋市・小川晶市長:
恐らく知らなかったんじゃないかと推察します。
記者:
2人の関係は2人だけが知る?
前橋市・小川晶市長:
はい。
10回以上のホテル訪問を通じ、“不貞行為はなかった”と主張する小川市長。
仮に訴訟が起こった場合、アトム法律事務所・松井浩一郎弁護士は「密室で行われていることっていうのは、なかなか立証できない。ただ裁判上はラブホテルに男女で入室する証拠があれば、男女の2人が不貞行為を行っていたということを強く推認させる」と指摘しています。