福井刑務所で27日、受刑者が刑務作業として作った製品を販売する「矯正展」が開かれます。
「矯正展」は、刑務作業品の販売を通して受刑者と社会をつなぎ、再犯防止を図ろうと毎年開かれていて、今年で40回目を迎えます。
27日は、北陸や東海を中心に全国43カ所の刑務所で製作された財布や鞄といった革製品や収納箱などの木工品約500種類が販売されます。福井刑務所で作られた財布は、型抜きから機械を使わず全て手作業で作られました。
売り上げの一部は犯罪被害者を支援する団体に寄付されます。
福井刑務所・上席統括矯正処遇官の小林健太郎さんは「受刑者が心を込めて作った刑務作業製品を手に取ってもらい、作ったものが社会の皆様に使ってもらえることが受刑者の改善更生に役立つことを知ってもらいたい」と話しています。
27日は刑務所内部の見学会も行われ、作業場や居室などが公開されます。
