【ジュニア男子】田内誠悟が制覇
西日本には出場した上位8名が進出した。
優勝は田内誠悟。2022年以来3度目の中部制覇となった。

このシーズンオフから拠点をカナダへと移し、かつて羽生結弦さんも指導したクリケットクラブのオーサーコーチに師事し、ホームステイをしながら、異国の地で腕を磨いている。
ショートでは、初挑戦だというジャズ調の『fascinating rhythm』を披露。トリプルアクセルを決め、続く3つのジャンプを全て成功させ、演技後には大きなガッツポーズも飛び出した。
「ショートで初めてトリプルアクセルを含めてノーミスできたこと、クリケットクラブで練習してきたことが間違ってなかったということがわかって嬉しい」と振り返った。

首位で迎えたフリーは、冒頭トリプルアクセルにミスが出るも、その後崩れることなくジャンプをまとめ、持ち前の情感ある滑りを披露。後半ステップの際には歓声も上がり観客を魅了した。
次戦西日本選手権へ向けては、クリケットクラブへ戻り調整を行うという。
「西日本では、JGPに出場した選手とも対峙(たいじ)するが、遠慮せずに優勝を狙いに行きたい」
目標の全日本ジュニア表彰台へ向けて闘志を燃やす。