群馬・富岡市で、30年に一度と言われる記録的な雨不足が深刻化している。市は渇水対策本部を設置し、市内17の公園で水道の利用を休止。地元の温泉施設では節水のため人気の露天風呂を終日休業とするなど、市民生活や経済活動に影響が広がっている。
17公園36カ所の水道を停止
30年に一度と言われる記録的な雨不足だ。群馬・富岡市で、異変が起きている。

取材班:
外水道利用休止の張り紙が貼ってあります。実際に蛇口をひねってみますと、やはり水は出ません。
24日から富岡市内の17の公園、36カ所で水道の利用が休止された。深刻化する水不足の影響だ。
富岡市は18日に渇水対策本部を設置し、市民に節水を呼びかける事態となっている。

市内にある温泉施設「妙義ふれあいプラザ もみじの湯」でも節水対策が始まった。
「妙義ふれあいプラザ もみじの湯」の貼り紙:
3月1日から当面の間 露天風呂の終日休業
3月1日から人気の露天風呂が終日休業となる。また通常の休館日に加え、木曜日も臨時休館を決めた。

露天風呂2つが休止となり、合わせて約185tの節水効果が出ると見られている。
温泉施設のお食事処「食事処 御山亭」で人気なのが、地元の食材を使った天ぷらやマイタケご飯、うどんがセットになった御膳だ。いつまで続くか分からない水不足に、スタッフからは不安の声が上がっている。

食事処 御山亭・田畑竜司料理長:
水はゆでるのにも使うし、冷やすのにも使う。結構使ってます。営業ができないことが一番のネック。なんとか水が出てもらえれば。みんなで心がけて節水「すぐに水を止める」心がけています。
貯水池の水位は上昇に転じるも…
地域の水道水や農業用水として利用されている、富岡市民の水がめ「大塩貯水池」を26日に取材した。

水位は25日から1cm増え、5m75cmとなった。1月19日以来、38日ぶりに水位が上昇したという。
ところが、満水に近いときの、なみなみとした様子と比較すると、いかに水が少ないかがわかる。満水までは、程遠い状況だ。
現場を見た人も、この状況を心配している。
高崎市から来た人:
この辺の人は相当心配ですよね。これじゃ1カ月ももたないと思います。
現場を見た人:
これを見れば市民の方は「節水しなきゃ」という気持ちになりますよね。
各地域で明暗…恵みの雨も
一方で、恵みの雨の影響が出ていたのが、静岡市内を流れる1級河川「安倍川」だ。

取材班:
瀬切れが起きていましたが、25日の雨で流れが戻っています。
2月2日の映像と比較すると、川底が露出する「瀬切れ」が起きていたエリアに、川の流れが戻っていた。

それに対して、恵みとなるほどの雨が降らなかったのが、大分・佐伯市の北川ダムだ。
取材班:
幻の橋と呼ばれている「旧時間橋」が、ダムの底から姿を現しています。

その九州地方には、27日は朝からまとまった雨が降る見込みだ。
しかし、注意も必要だ。九州南部では午後から大気の状態が不安定となり、局地的に強い雨や雷雨の恐れがある。
(「イット!」2月26日放送より)
