埼玉・羽生市の利根川河川敷に、許可なく全長約1kmにおよぶ大規模なオフロードコースが作られていた。夜間でもライトを点灯させた車両が走行を続け、近隣住民からは不安の声が上がっている。
生い茂る草木の中に無許可コース
オフロード車が河川敷をまるでレース場のように走っている。しかし、この場所は許可なく勝手に作られたコースだった。

車は河川敷が真っ暗になるまで走っていた。

「イット!」取材班:
かなり車のタイヤが大きいですね。
23日、イット!が向かったのは、埼玉・羽生市内を流れる利根川の河川敷。

そこで目撃したのは、驚きの光景だった。
取材班:
今、走り出しました。デコボコ道をオフロードのように、バイクがすいすいと走っています。

河川敷には、オフロード用のコースが無許可で作られていた。

バイクを止めたライダーは、タバコを一服。
そのまま川に吸い殻をポイ捨てする様子も。

問題の無許可コースは、生い茂る草木の中にあった。
取材班:
明らかに作られたコースになっています。タイヤ痕がかなり残っていて、車などが走っているのが分かります。

見つかったのは、土を盛って作ったと見られる傾斜のついたカーブだ。河川敷には、急坂などもある起伏に富んだコースが形成されていた。

コースを区切るために木が使われている。

さらに障害物としてか、地面にはタイヤが埋められていた。
そして、なぜか木にぶら下がっていたのは三角コーンだ。

「イット!」取材班:
オフロードコースの目印でしょうか。
さらに、コースにはブランコまで設置されている。

無許可コースの全長は約1kmにも及んでいて、近隣住民は困惑を隠せない。
近隣住民:
気味悪い。どう見ても気味悪い。

近隣住民:
(河川敷が)空いてるから勝手に作っていいものではない。
コース造成は河川法違反の対象に
無許可コースを走るのはバイクだけではない。イット!のカメラは大きな車体を揺らして走るオフロード車の姿も捉えた。
車はデコボコした道を突き進む。近隣住民が散歩などで利用するという河川敷は、さながらレース場のようになっていた。

取材班:
日は落ちてあたりは真っ暗ですが、車のライトが光っています。暗闇の中を車が走っています。

午後7時頃、真っ暗となった河川敷で、オフロード車は約1時間にわたってコースをぐるぐると走っていた。

このコースは一体誰が作ったのか?
河川敷を撮影した衛星写真を確認すると、2014年の時点ではコースのようなものは確認できない。

しかし、2025年になるとオフロード用のコースのようになっていた。

河川敷を管理する利根川上流河川事務所によると、約8年前からコースの存在を把握し始めたという。
近隣住民:
無断で作っている。誰だか分からない。どんどんどんどん増えてきている状況。
イット!はこれまで、利根川や荒川の河川敷で無許可のバイクコースを取材してきた。
高低差2mはありそうな急坂に、ヘアピンカーブだ。本格的なレースができそうなコースが作られていた。

取材班:
河川敷をバイクが走っています。2台います。2台バイクが走っています。
今回新たにわかった埼玉県の無許可コース。

利根川上流河川事務所は「走行だけでは違法行為とならないが、河川敷にコースを作る行為は河川法に違反するのでやめてほしい」と注意を呼びかけている。
(「イット!」2月24日放送より)
